寒くなってきてインフルエンザが流行る季節になってきました。普段でも外出から帰ってきたら、手洗いやうがいで予防はしていると思いますが、のどがイガイガ痛くなってきた場合、うがいはどのようにしていますか?
「これ以上、のどが痛くなってくると困るなぁ・・」と思い、うがい薬を入れてうがいをした方が良いのではと思いがちですが。
のどが痛くなってきたときの正しいうがいのやり方を紹介します。
のどに痛みがあるときは、のどがどうなっているのか
のどがイガイガして痛くなってきた場合・・これは風邪の菌やインフルエンザなどのウィルスで、のどの粘膜に傷がついているのです。
普段の風邪予防のためには普通に水道水でうがいをするかと思います。
しかし、のどがイガイガして痛みを感じる場合は、何かに感染したかもしれないと思い、うがい薬を水に混ぜてつかった方が良いかも?と思いがちです。
しかし、ちょっと待ってください。
その「うがい薬」の成分によってはのどをかえって傷つけてしまう場合があります。
有名な「イソジン」といううがい薬の主成分は「ポピドンヨード」という殺菌効果がある薬が入っています。ヨードの濃い紫色です。のどが痛いときにこのようなうがい薬を使用してはいけません。
このような消毒効果があるうがい薬ですと、のどの粘膜の傷を悪化させることがあります。傷ついたところに塩を塗り込むような感じになり、かえってのどを痛めてしまうのです。
とりあえず、のどが痛くなってきたら、水道水でうがいをしましょう。
のどに痛みがあるときのうがい薬はどうする
のどが痛くなってきたら、使っても良いうがい薬もあります。
これは炎症を抑える効果や、壊れた組織を修復してくれる効果がある薬が入ったうがい薬を水に薄めれば良いのです。
有名なものに「アズレンスルホン酸ナトリウム」という薬があります。パブロンうがい薬AZや、アズノールうがい液などという名称の薬です。AZが「アズレンスルホン酸ナトリウム」の略ですので、うがい液にAZがついていれば間違いないでしょう。
これらの炎症ケア系の薬が入ったうがい薬であれば、のどが痛い時の痛みを緩和してくれます。
口内炎などのときにもうがいで痛みがやわらぐようです。アズレン系の薬はカモミールというハーブから抽出されて作られているのですが、ヨード系のうがい薬と同様に、青紫色をしています。
うがい薬もいろいろありますので、効能や薬品名をよく確認してから使うようにしましょう。
まとめ
このほかに消毒効果と、炎症を抑える効果のどちらも入ったうがい薬もあるようです。
うがい薬で迷ったときはドラッグストアで自分ののどの症状を、薬剤師さんなどに相談してから決めた方が良いと思います。
うがいをすることにはのどについた菌を洗い流す効果がありますので、水道水で良いので、一日に3回はうがいをするようにしましょう。外出から帰ったらますうがい、一日5回以上うがいをすると、さらに効果があがりますよ。
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